Leafアミューズメントディスク第4弾、今回は「うたわれ」中心らしいとの情報。
「うたわれるもの」大好きの私としてはプレイしないわけにはいかんのですよ。 |
<ミニゲーム5本+@、これで5800円はお得なのか?全てはリーフへの愛次第でした>
リーフアミューズメントディスク第4弾は、アルルゥの冠を着けて登場だっ。
2002年度NO1ゲームを「うたわれ」と言ってやまない私としては、プレイは当然義務なのでした。
感想を一言で言えば、『う〜ん、うたわれるものがもっと欲しかった』
「うたわれ」がドカッ!ではなく、リーフの各作品が満遍なく入っている感じですかね。
そこをプラスに感じるか、マイナスに感じるかが評価の分かれ目だと思います。
「うたわれるもの」と「こみっくパーティー」しかプレイしてない私にはちょっと物足りなかった……ということです。
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<ミニゲーム>
今作にはシナリオが殆どありませんので、それぞれのミニゲームについて述べてみます。
まずは起動するといきなりアルルゥのアップと共に爽やかなボーカル曲が流れます。ポップでキャッチュ、第一印象は最高です。
その後、「うたわれるもの」の主要キャラを使って、簡単なゲーム説明が始まります。
なつかしの面々に会えただけでも、とても嬉しかったです。ちょっと顔が変わってるような気もしますけど……
以降、この画面からミニゲームを選ぶ事になります(スタートメニューから直接ミニゲームに行く事もできます)
『ウィツァルネミテア戦記』
キャラクター選択画面
「アルルゥとあそぼ!」のメインなのは間違いないでしょう。一番力が入ってます。
基本は上にスクロールしていくアクションゲーム。「うたわれるもの」にでてくるキャラクターを操作して先に進んでいきます。
操作方法はシンプルながらも、軽快に動くチップキャラが素晴らしい。
少しチープなタイトル画面やエンディングは、昔ながらのアーケードを模しているのでしょうか、もう少し派手でもいいとは思いますが。
操作はキーボードかジョイパッドですが、はっきり言ってキーボードじゃ辛いです。パッドは必須でしょう。
スタイルとしては、自分ひとり(2人プレイも可能)で雲霞の如く押し寄せる敵を、斬って斬って斬りまくって進んでいきます。
アクションパートの途中でキャラを助けたり、一定のクリア条件を満たすと使えるキャラクターがどんどん増えていく仕組み。
最終ステージまでは合計4面、ルートは色々選べますが、シナリオなどは原作を模した簡単なものしかありません。
あ、一番下のルートが最難関で、それまで倒したボスが総登場します。んで、クリアすると「Congratulations」の文字と共にCGが一枚表示されました。
ストーリーに関しては、面の最後にボスとの会話がちょこっとあるだけです。
この辺ちょっと不満あり。
メルティブラッドのように面の最初と最後に簡単なシナリオを入れてくれるだけで、ゲームとしての面白さは跳ね上がった筈なのに。
もしそうなれば、「うたわれ」ファンの我々は泣いて喜んだに違いありません。
これだとどのルートを選んでも、敵や背景が変わるだけでちょっとワンパターンに感じられます。
使えるキャラは計24人なんですが、22人出した時点で断念しました(疲れてw)
という事は、計20回以上はクリアしてるんですね。慣れてくると1プレイ20分ぐらいでクリアできます。
キャラクターの個性は、攻撃力、防御力、スピード、連撃、必殺技などで分けられています。
私がプレイした限り、一番使いやすいのはオボロでしょう。
このゲームは敵がワンサカ出てきますので、足が速いキャラはとても便利に使えます。
その他使いやすいのは、ハクオロ、オルト、ゲンジマル、アルルゥ、ベナウィ、ディーといったところでしょうか。
逆に一番使いづらいのはカルラ。とにかく足が遅い!
一撃の攻撃力はトップクラスなのですが、動きが余りに遅くて、指が痛くなります(←強く押しすぎです)。
その他には、クーヤ、カミュ、グリィ、ドラァも使いづらいキャラですね。
(注:ヌワンギなどの敵連中は使う気はありません。何が悲しくてヌワンギやササンテを操らなきゃならんのですかー笑)
まぁエルルゥは使いづらいとかそういうレベルを超えたところにいるキャラなんで除外です。
連撃なし、必殺技で攻撃できない、HP最悪、攻撃力最低、これでどうやってクリアしろと?
二人プレイ用のキャラなんでしょうか、体力回復できますし。
【全て私の印象です、人によっては違う考えもあるかもしれません】
まぁ20回以上クリアしてるのですから、元は取れているのは間違いないんですけどねw
『りーぽん』
リーフのキャラを使った「脱衣ドンジャラ」ですね。
登場キャラは
●「こみっくパーティー」
・高瀬瑞希
・御影すばる
●「うたわれるもの」
・エルルゥ
・アルルゥ
●「天使のいない12月」
・栗原透子
・木田恵美梨
それぞれのキャラを3回脱がすとクリアーです。
クリアまでは大体2時間くらいかかりました。最初は少し難しいのですが、コツを掴めば簡単ですね。
感想としては中々がんばってる、ですね。ほんのちょっとだけストーリーもあって、CGも中々綺麗です。
もうちょっと「うたわれるもの」のキャラを出して欲しかったなー、と思っちゃダメなんでしょうかね。
ま、アルルゥが脱いでくれたから良しとしましょうか。色気はゼロですけど、むしろその方がアルルゥらしい。
アルルゥにエロなんていりません!
ここで精液ドロドロのCGとか出してきたら、リーフに抗議のメールを送ってさしあげるつもりでした(ぉぃ
簡単な攻略法
プレイした方は分かると思いますが、漠然と牌を揃えていても勝てません。
特に最後の3戦目が辛くなるのは間違いないです。
コツとしては
- 常に三色を念頭に入れる。
- 1、2戦目はイカサマ技をなるべく使わない(特に一発ツモは得点が高い役まで温存しましょう))
- 配牌で7種類の牌があったら「オールキャラクターを狙った方が早い」です。
- 早い順目で振り込んでしまったら、「振り込み回避」を使い相手の当たり牌を押さえる。
1については、このゲームだと三色が一番作りやすさと得点のバランスがいいです。
二色が出来ていたら、もう一色はなるべく三色目を使って牌をそろえましょう。
それ以上の高得点役は、狙いやすい役以外なら三色を狙った方が上がりやすいようです。
2については、言わずもがな、3戦目が一番難易度が高いので当たり前ですね。1.2戦目は負けたらやり直すくらいで温存しましょう。
「この役は絶対上がりたい!」という時には迷わず「一発ツモ」を使いましょうね。
3については、オールキャラクターは点数は低いですが、テンパイするととても上がりやすい役です。
なぜなら他の役は同じ牌を最低二枚自分で使っているのに対し、オールキャラクターは全て山の中(もしくは敵の手)にあるのですから。確率的にも有利なのは明白です。
4については、振り込み回避を使った後、相手の当たり牌を覚えておきましょう。
麻雀と違って一種類しかないのですから、もう振り込むことはありません。
振るくらいなら当たり牌を抱えて降りてしまいましょう。上がれなかった場合の罰則(ノーテン罰符)がないので、不利にはなりませんよ。
どうですか、ドンジャラといえど戦略はもちろんあります。運だけではない、と思ってください。
感想としては、「まあまあ面白かった」ですね。『ウィツァルネミテア戦記』と同じくらい楽しめましたよ。
『Routesおまけシナリオ』
このミニゲームは私にとって一番の問題です。なにしろ私は「Routes」を未プレイなのですから。
というわけで感想は控えさせて貰います。
なぜならもしかしたら「Routes」をプレイする機会があるかもしれないから。
つまり……ネタバレが怖くてプレイできません!!
評判を聞くと、とても短いらしいですね。過度の期待はしないほうがいいかも(注:私にも当てはまるのですが)
『グエンディーナの魔女』
リアルタイムシミュレーションですね。PC一般ゲームで大流行の「Age Of Kings」系になります。
難易度的には簡単なのですが、ルールを覚えるのが大変ですね。特に普段RTSをプレイしていない方にはきついのではないでしょうか。
説明書を読んだだけでは、何をやるべきか全然伝わってきません。
私はRTSはソコソコプレイしていますが、それでも慣れるのに時間がかかりました。
しかしゲーム自体はよく出来ています。ミニゲームとは思えないほど気合が入った作り……かなり奥が深いです。
元々RTSを好きな人ならば、かなり楽しめるのではないでしょうか?
私はSLGはターン制の方が好きなのですが、それでもかなり楽しめましたから。
ゲームの方は「まじかるアンティーク」の世界観です。
ごめんなさい、未プレイです。結構古いソフトで、骨董品を経営するゲームだったのは記憶してるのですが。
アクアプラスのゲーム「テネレッツァ」のキャラクターも少しだけ出てきます。
ゲームの雰囲気は「のんびりほのぼの」いい感じです。マリーのアトリエみたいですね。
グラフィックやサウンドもかなりのレベルで、このゲーム単体でも売り出せるほどの作りこみを感じます。
これを書いている時点ではまだクリアしてないのですが、アイテム集めなどクリア後も楽しめる仕掛けが一杯です。
順序が逆ですが、このゲームをプレイして「まじかるアンティーク」をちょっとだけプレイしたくなっちゃいました。
惜しむらくは、分かりづらさ。きっと説明書を読んだだけで「このゲームは難しそう」と諦める人がたくさんいるでしょう。
一面がチュートリアルっぽくなっていますが、いきなり平原に放り出されて何をやっていいか分からなくなります。
我々エロゲーマーは、普段RTSなどをやる機会がないのですから、もっと本格的なチュートリアルを設置して欲しかったです。
「アルルゥとあそぼ!!」のゲーム内で一番面白いゲームが、この「グエンディーナの魔女」だと私は思います。
ぐっ、これで「まじかるアンティーク」じゃなくて「うたわれるもの」の世界観だったら最高だったのに……(←個人的考え)
『リーフバトルキャラクターズ』
リーフキャラクターを使った簡易RPG。
戦闘→会話→戦闘、をひたすら続けてリーフの塔を上に上り続けていきます。
メインキャラクターは12人。「誰彼」「まじかるアンティーク」「Routes」「うたわれるもの」からそれぞれ3人ずつ出演です。
実は「誰彼」「まじかるアンティーク」「Routes」の3つ、プレイしてません。
レビューとしては参考にならないかもしれませんが、そういうヤツもいるということで……
「雫」「痕」「ToHeart」などの歴代キャラも出てくるのでソコソコ楽しめるのですが、メインキャラを殆ど知らないというのはやはり辛かったです。
システムとしては一応RPGになるのですが、成長要素など皆無に近いです。
なにせ各階をクリアするごとに全員が1レベルアップするだけですから。
戦闘は半リアルタイムのFFっぽい見た目です。しかし、これが結構むずい!っていうか単調です。
会話シーンは中々楽しめるので、早く戦闘を終わらせたいのですが、敵が強い時などはかなりてこずります。
クリアまでは全部で50階。多分4〜5時間ぐらいかかりました。
最後の敵を倒すと、みんなでちょっとだけ会話があってエンドロール、この辺はかなりの味気なさです。
50階に来るまで単調な作業を繰り返してるわけですから、もう少しご褒美があってもいいんじゃないかと……
では、簡単に攻略法
お勧めパーティは「宗一」「皐月」「ハクオロ」「エルルゥ」
色々試しましたがこれがベストだと思います。(ボス戦などは別のパーティでも何とかなりますが)
基本戦術は「身代わり」+「暴走」ですね。
敵は基本的に一番弱いキャラを狙ってきます(このパーティの場合はエルルゥ)
戦闘開始と同時に
- 「宗一」はエルルゥを身代わり
- 「皐月」は暴走(攻撃がエルルゥに集中するので防御力が下がっても関係ないので)
- 「エルルゥ」は宗一にHP回復→その後はタイミングを見計らって回復OR魔力回復
宗一の身代わりが切れたら「ハクオロ」が身代わりでエルルゥを守ります。
もちろんエルルゥはハクオロにHP回復→回復。
「ハクオロ」と「宗一」は回復も持っていますので、エルルゥの治癒が間に合わない時は回復役にまわします。
アルルゥやスフィーなどの魔法使いタイプは使い勝手が悪いです。後半になると敵の攻撃から守りきるのが辛くなりますので。
MPが切れると終わりというのも、HPの高い敵には辛いところです(終盤の敵は回復を使うので、消耗戦になりやすい)
ボスなどの一人の敵相手ならば、宗一、ハクオロの代わりに「月代」「蝉丸」「健太郎」などを入れても大丈夫です。
タイマンを交互に使い、敵の攻撃を集中させます。
ヒーラータイプは誰でも良いのですが、エルルゥが一番回復量が多いらしいので使っています(エルルゥも好きなんですよ)
属性に関しては、それほど考慮しなくてもいいみたいです……バラバラの属性の敵が4匹現れるのが普通ですしね。
どうでしょう?守備重視の戦法ですが、これで一応クリアできました。
難易度はかなり高いと思うのですが、もうちょっと戦略性が高くてもいいかな、と思いましたね。
『その他、壁紙などのアクセサリー』
まぁよくある壁紙ですね。リーフの原画家さんたちがたくさん描いてくれています。
とはいえいつも思うのですが、こういう壁紙企画に違う原画家さんを使うのはそれほど嬉しくありません。
やはり原作の原画家さんが描いてこそ、壁紙として使えると思うのですが……
上手い下手ではなくて、ファン心理とはそういう物なのではないでしょうか。
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<総評>80点
結論から言うと、「うたわれるもの」と「こみっくパーティー」しかプレイしてない私には辛かったです。
前ファンディスクの「猪名川で行こう」から4年の間に、Leafもたくさんのゲームを発売しました。
- まじかるアンティーク
- 誰彼
- うたわれるもの
- Routes
- 天使のいない12月
これらのゲームがほぼ均等にゲーム内に散りばめられています。
私としては「もっと『うたわれるもの』中心に作って欲しかった」
「アルルゥ」がタイトルについただけに、うたわれ陣営がもっと大活躍すると思っていました。
まぁ一応遊園地(各ミニゲームへの案内役)にはうたわれキャラが出てきますけど、それらは所詮おまけ。せめてミニシナリオくらいは……
というわけで過度の期待をかけすぎたかな、というのが今の本音です。
所詮はファンディスク。そう考えればかなりお買い得だと思われます。
これらのゲームが好きなLeaf信者の方にとっては宝物のようなゲームとなるでしょう。
私のように、Leafを好きでも嫌いでもない、という程度だとこの点数になるということです。
それでも久しぶりのアルルゥの笑顔はやっぱり良かった。
うん、こういう気持ちになれるのがファンディスクってもんですよね。
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