今さらな気もしますが、漫画版「うたわれるもの」の感想などを書いてみます。
うたわれるもの漫画版 1巻えー…皆さんこの表紙を見て「えぇぇぇ！！」って思ったでしょ？思いましたよね？主に悪い意味で（ﾏﾃ
私も思いましたともさ。Amazonから本が届いて、まず表紙を見て「ぐっ！」って。
でも、実際漫画を読んでみるとそれほど悪くはないんですよ。ギャグ中心で、絵は好き嫌いが出そうですが…。
まぁこの「漫画版 うたわれるもの」は表紙でかなり損をしているのは間違いないと思います。
中身は意外に可愛らしい絵柄ストーリーとしては、ズバリ「短編集」です。
うたわれるもの本筋にあまり関係のない、日常のシーンを全7話で描いています。
時期としては、ハクオロファミリーが全員集合したニウェ戦後〜ナトゥンク編辺りになるのかな？
基本的に和やかに、ほのぼのとした日常のエピソードになっています。
（7話だけは物語開始時の村が舞台で、親父さんやトゥスクルさんが出てくるけど）
ギャグ多め。ほのぼのオンリーなストーリー漫画版のメインキャラはエルルゥで、ほぼ全ての話で主役扱いとなっています。
エルルゥ視点で進む物語も多く、エルルゥの嫉妬がストーリーの柱になっていると言っても過言ではない！！（笑
ただし、他のキャラもそれぞれ出番は多く、特にトウカ・カルラ・アルルゥは準主役といってもいい扱いですね。
（反対にウルト・カミュ・ユズハ・ハクオロ以外の男キャラはあまり出番がありません）
個人的には2話：オトナの女!?（↑の画像）が一番面白かったかな。トウカの出番が多かったから（笑
まとめると、ちょっとアンソロジーっぽい画風ですが、キャラへの愛は十分に感じられました。
ストーリーとしても、下手に戦争シーンなどを使わず、ほのぼのオンリーにしたのは正解かも…。
そのおかげで手軽に読める内容になってます。
ただちょっと気になった点としては、部分的に絵が雑なところがあり、そこが全体をアンソロっぽく感じてしまった原因かも。
（何となく全体にアンソロっぽい雰囲気があります。背景とか、背景に描かれた文字＝擬音とか）
いまやこれだけ広がったうたわれるものワールドの公式漫画を名乗るのなら、もう少し丁寧に、かつ渾身の力を込めて描いて欲しかったですね。
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お勧め度としては…う〜ん、正直微妙なんですが、個人的には550円なら十分ありかなぁ。
上の漫画内部の絵を見て気に入った人なら満足できると思います。昨今はアンソロジー漫画でも900円が当たり前の時代ですしｗ
