データ |
アマゾンリンク |
●PC18禁/機種
●2004年8月27日/発売日
●8,925円(税込み)/価格
●公式サイト
⇒アリスソフト ⇒ランスVIページ
●攻略やってます
⇒ランスVI 攻略コンテンツへ
●関連リンク
⇒奈須きのこさんもランスVIに大ハマり? (竹箒日記にて)
⇒ENCYCLOPEDIA RANCE (ランスシリーズの完全用語集サイト)
⇒アリスソフト アーカイブズ (ランス1〜3をフリーソフトとして公開中) |
「ランスVI - ゼス崩壊」
¥7,069円 |
レビュー |
<ランスシリーズについて>
ランスはPC-9801の時代から続いているアリスソフトの看板シリーズです。
「Rance −光をもとめて−」「Rance2 −反逆の少女達−」「Rance3 −リーザス陥落−」「Rance4 教団の遺産」「ランス4.1 〜お薬工場を救え!〜」ランス4.2 〜エンジェル組〜」「ランス5D」と来て、最新作「ランスVI〜ゼス崩壊」が発売されました。
(この他シリーズ番外編として「鬼畜王ランス」が発売されています。大悪司や大番長の元となった名作SLGです)
ランス5D以前のシリーズはWindows95(もしくは3.1やPC-9801)時代のゲームなので今では入手するのは難しくなっています。
しかし、さすがユーザーに優しいアリスソフト。実はランス1〜3まではフリーソフトとして自由にダウンロードが出来るようになっています。
⇒アリスソフト アーカイブズ (ランス1〜3をフリーソフトとして公開中)
★配布自由になっていますが、アリスソフトが著作権を放棄したわけではありません。こちらの配布フリー宣言に準拠して利用してください
古いゲームですがWindowsで動きます。ランスVIをプレイして興味をもたれた方は遊んでみてはいかがでしょうか?
★「RPGは時間がかかるから面倒くさい」という人は、「ENCYCLOPEDIA RANCE」さまのランス用語集を見るとランスの世界観が如何に奥深く作られているかがわかると思います。
さて、ランスVIをプレイし始めるに当たっての私の状況ですが……「鬼畜王ランス」しかプレイしていません。
(このレビューを書いている時点で「ランス5D」をプレイ中。ランス1〜3もダウンロードしてきたのでプレイするつもりです)
「それしかプレイしてなくてランスVIを楽しめるの?」と思われるでしょう、答えは「Yes!」。
以下、ランスVIの面白さに迫ってみたいと思います。
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<ランスVIの面白さ>
◆まず最初に◆
今回のレビューを書く前に、「ランスVI攻略ページ」で書きたいことは全て書いてしまいました。(おかげで書くことがあまりないのです)
私のランスVIに対する熱い思いを知りたい人はそちらをご覧くださいね。攻略となっていますが、実はファンページっぽい感じになってますので |
さて、ランスVIの面白さの秘密といえば……
シナリオ面から言えば『魅力溢れるキャラクターがたくさん仲間になる』
システム面から言えば『魅力溢れるキャラクターを思う存分育てる事が出来る』 となるでしょうか。
そうです。ランスVIの一番の魅力は個性溢れるキャラクターにあります。
これほどお気に入りキャラが多いゲームも珍しい……ゲームを始めて『よしっ!このキャラお気に入りだから愛情かけて育てるぞ』と思っても次から次へ出てくる新たなキャラクターに浮気しまくり……ごめんよぅ志津香(ぉぃ
さらにSP(行動力)を採用したおかげで、これら魅力的なキャラクターを余すことなく使えるのも大きいですね。
レギュラーの6人だけを育てれば良い、というわけではなく16人全員の総合力を高める必要があるのです(終盤では16人でも少ない、とさえ思ってしまうのですが)
また、アリスソフトのゲームは『大番長』や『大悪司』を筆頭に止め時が見つからない熱中度が一番のウリですが、ランスVIも睡眠時間をガシガシ削ってしまう熱中度は健在でした。
イベントが次から次へと降ってきてプレイヤーが常に忙しい。だから止め時が見つからない。そんな魅力ですね。
私のエロゲRPGナンバー1は『戦女神2』だったんですが、残念ながら2位降格。1位がランスじゃ相手が悪かったですよね。
エロゲRPGだけではなく、コンシューマを含めたここ数年のRPGの中でもナンバー1でした。
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<ランス君の魅力について>
私は鬼畜な主人公は好きではありません。
特にRPGの場合は、「主人公=私」ですから、あまり自分と違う行動をとる主人公では感情移入が出来ないのです。
だったら職業「鬼畜戦士」のランスなんて最悪の相性じゃないの?と思うでしょ?
いえいえ、今回のランス君は意外といいヤツでありました、ええ。
確かにやってることは鬼畜なんですけど、純然たる悪じゃない。
子供には優しいし、女には手を出さないし、拷問なんかも好きじゃない。「あれ?ランス君変わった?」
陵辱嫌いの私が「笑って」許せてしまえる魅力がランス君には確かにあった。(妊娠しないってのも大きかったかもね)
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<システム>
オリジナリティ満点! その優れたインターフェイスはストレスとは無縁のユーザーフレンドリーさです。
まずは昨今では絶滅したと言っても過言ではない3D視点を採用した事。
「今時3Dかよ〜」と思うなかれ、歩いた箇所は自動でマッピングされる親切設計です。しかも移動はスムーズ、ストレスを感じる事はありませんでした。
実際私も3DRPGは嫌いでしたが、ランスVIをプレイしていたら久しぶりにウィザードリィやりたくなったぐらいです。3Dバンザーイ(ぉぃ
そしてこのゲーム一番のヒットは上でも書いた「行動力(SP)システム」だと思われます。
ランスVIでは戦闘に出せるキャラクターは6人まで、の制限があります。まぁS・RPGならともかく、RPGなら6人ほどのパーティー制限は当然ですよね。
しかし、それではランスVIに登場するたくさんの味方キャラクターを存分に使うことが出来ません。6人だけだと強いキャラ、成長しやすいキャラクターの育成が中心になってしまし、お気に入りだけど弱いキャラなどはとても使いづらくなるでしょう。
ぶっちゃけ俺は弱くても可愛いキャラを使いたいんだよ(#゚Д゚)ゴルァ!!
つまり「行動力」で制限をつけることにより、16人全員をバランスよく使うことを可能にしました。
マジックも志津香もカオルも私のものです、パットンとかガンジーなんかのヤローキャラは仕方ないから使ってあげます(←偉そう
行動力システム以外にも、戦闘を粘れば粘るほど得になる「功績システム」、ゲームバランスを保つのに一役買っている「3種の玉システム」、必殺技のありがたみがよく分かる「溜めシステム」などなど、オリジナリティ溢れるシステムがいっぱいです。
他にもシステムで褒めたいところはたくさんあるのですが、一言でまとめると……システム面では死角なしと言えるでしょう。
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<お気に入りキャラ>(C)アリスソフト
もうお気に入りが多すぎて絞りきれません。
【Sランク】 マジック 志津香 カオル かなみ ウスピラ真冬
魅惑のTOP5。もはや何も語るまい―――おまいら最高だよ…(ノД`)
【Aランク】 ウルザ 山田千鶴子 プリマ 復讐ちゃん サーナキア
ここまでは殿堂入り。他のゲームなら一人いれば満足できるレベルのお気に入りです。
これだけでもランスVIに出てくるキャラクターの魅力が分かるでしょ?
【Bランク】 リズナ サイゼル エミ セスナ サイアス
この辺のランクでもかなりお気に入り。特にリズナはAランクに入れたかったけど、人数の都合上涙を呑んでBに…(ノД`)
男が一人混ざってるのは内緒だぞっ(注:管理人は別にホモというわけではありません)
【Cランク】 セル キムチ エリザベス (画像なし)カミーラ ウィリス
この辺まで来ると結構ランクが落ちるかなー、というレベル。でもみんな嫌いじゃないよ(^−^;
続編でも出てこないかなー、くらいに愛情は持ってます。
【その他】 カロリア マリア オーロラ カオス シィル
一応いないと寂しい人たち。最後にシィルが何とか引っかかってますね、ギリギリセーフ……(*'∇'*)
それにしてもカオスに負ける正ヒロインってばどうよ?
【???】上記25人以外の人。
もっとがんばりましょう。つか、いてもいなくても同じ?(←酷い)
★もうこのジャンルについては「ランスコンテンツ」のキャラクタ雑感1と2で語りつくしてますので、そちらをお読みくださいませ。
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<総評>100点
100点にするか99点にするか、最後の最後まで迷いました!
わずか一つのマイナスファクターは「陵辱シーンが多いこと」。戦時中ですから、ランス君以外にもそこかしこで陵辱満載です。
陵辱嫌いの私には辛かったです_| ̄|○
それでも最終的には100点を付けました。ええ文句なんてありませんとも、ランスVIにはそれだけの価値がある。
思えば、私がランスVIをプレイしている時は本当に熱中していました。面白かった。最高でした!
たった1点のマイナスポイントなんて帳消しに出来るほどハマったんです。
セカンドプレイもクリアしたし、これでランスVIとはしばらくのお別れですね……
「完全公式ガイド」が発売されたら、今度はゆったりとした気持ちで3回目のプレイを始めようと思います。
ランスVI最高だったよー!!
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