| アマゾン | 感想 |
 マリみて漫画版1巻 |
ちょっと皆さん、マーガレットですよマーガレット！？ まさか生きてるうちにマーガレットコミックを買う日が来るとは思わなかった…… ですが、例えそんな恥をかいても読みたかった、それが漫画版「マリア様がみてる」です。 ●収録エピソードは、ちょうど原作1巻（無印）丸々全て。 文字情報だけで250ページの原作を、200ページそこそこの漫画に収めるているのだからとても早足です。どうしても「急いでるなー」と思わずにはいられません。 ●とは言っても、アニメ版のようにエピソードぶった切り！はありませんのでご安心を。 詰め込みすぎの代わりに、大事なポイントはキッチリ押さえられていると思ってください。この辺すごく好印象。作者さんはきっと原作「マリア様がみてる」のファンなのでしょう。 ●絵としては好みの問題もあると思いますが、非常に少女漫画チックです。 アニメ版が原作挿絵の「ひびき 玲音」さんを踏襲しているだろう事とは正反対ですね。 しかし、下手かというとそうでもありません。むしろ画力としては上手だと思います。 志摩子さんや祥子さまはとても可愛く描けているし、祐巳の百面相は読んでいて微笑ましくなります。 ●この辺は小説にはない新たな楽しさですね。イメージに頼る小説とグラフィカルな漫画は一長一短があるのですが、やはり漫画もいいものだな、と素直に感じました。 ●欠点としては、やはり急ぎすぎている事。物語の質は折り紙つきなだけに、この忙しいイメージを「マリア様がみてる」の原作を知らない人はどう感じるのか？残念ながら、私は既にマリみての大ファンなので、知らない人の気持ちで読むことは出来ませんが、少々不安に思ってしまいます。 ●逆に言うと、「マリア様がみてる」のファンが読んでも納得できる内容である、と言えるんじゃないでしょうか？少なくとも、「原作のイメージと違う！」とは思わないはずです。 <<お気に入りシーン>> ・コミカル顔の祥子さま全般 あまり見ないだけに新鮮、すまし顔ばかりのアニメ版とは大違いです。 ・祐巳の百面相 顔色変わりすぎっ！ってくらいコロコロ変わります。でも面白いです。 ・イメージどおりの志摩子さん 多分この作者さんが一番上手いのが志摩子さん。正にイメージ通り！ |
| ￥410 （税込） 長沢 智 (著),今野 緒雪 (著 |
★★★★☆（4.5） |