マリア様がみてる ドラマCD1
※全て小説版が先にある、と前提のレビューです。その辺ご注意を。
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『マリア様がみてる』ドラマCD1 |
というわけで買ってまいりました〜、「マリみてドラマCD(1)」。 ん?2940円ってチョット高くない?ま、いいか〜。 んで帰ってきてさっそく聴いてみる。ピアノの旋律をバックに祐巳のナレーションが始まります。 アニメの時も思いましたけど、祐巳役の声優の人、上手ですよね。植田佳奈さんというのか……声優に疎い私ですがチェックチェック♪ しかも、祐巳が泣いてしまう最後のシーンで、植田佳奈さんも泣きながら演技をしていたとか。役になりきるのが声優とはいえ、さすがと感心せずにはいられませんねー。 さてさて内容はと言えば、小説版の「水曜日の物思い、金曜日のバトル」、祐巳が同級生に詰め寄られて泣いてしまうシーンまでの収録です(130ページ) アニメ版に比べてエピソードぶった切りは少ないのですが、セリフを中心に進む展開なので状況描写が少ないのがネック。 ぶっちゃけ、祐巳の心の中の突っ込みが少ないのがショックなのですよー。 「どこで会ったかしら」と忘れている祥子へのつっこみなんて面白いのになぁ。残念。 とはいえ、私はこのドラマCD版大好きです。小説とアニメの中間的な魅力を漫画版とは違う方向性で聴かせてくれます。声の偉大さを実感させられました。 アニメ版の補完として聴いてもよし、小説のイメージを膨らませる為に聴くもよし。 独自エピソードのような追加要素はありませんが、マリみてファンなら聴いているだけで十分満足できると思いますよ〜。 後は2枚組でまとめて発売してくれればなぁ……惜しいっ! |
今野 緒雪 (著)ひびき 玲音 (イラスト) | ★★★★☆(=4.5点) |
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『マリア様がみてる』ドラマCD2 |
くぅ、こっちも2940円か……高いよぅ(;´д⊂ というわけで「ドラマCD(2)」です、次回の「ドラマCD 黄薔薇革命」は2枚組らしいので我慢、我慢! 内容としては(1)よりも更に小説に忠実です。順番を入れ替えてある場面もありますが、全体としては飛ばしているエピソードはほとんどありません(カレーくらいかな?) まぁ新鮮度という点では(1)には劣りますけど、完成度は上だと思います。 ではなぜ(1)よりも点数が低いのかと言えば、祥子の演技がイマイチに感じられたからですかね。 アニメ版の頃から感じてはいたのですが、ちょっと澄ましすぎているというか、大人っぽすぎるというか、私のイメージと違いました。(1)ではそれほど気にならなかったのですが、今回は祥子が感情をあらわにするシーンが多いだけに少し気になりました。 祥子はハイソな中にもヒステリックじゃないとダメですっ!! 落ち着いている時はイメージどおりなんですけどね……。 とはいえ今回のマリみてドラマCD(2)。大方は満足です。 2枚セットで買うと6000円は高いとは思いますが、私はBGMとして流しっぱなしで聴いているので、まぁ許容範囲かな。 祐巳と祥子が二人でダンスの練習をするシーンの「は、ほ、ほ。は、ほ、ほっ」の掛け声が(・∀・)イイ!! 祐巳役の人、アンタ最高だよっ!! |
今野 緒雪 (著)ひびき 玲音 (イラスト | ★★★★(=4点) |
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マリア様がみてる ドラマCD 「黄薔薇革命」 |
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感想 | |
なんだか随分待ったような気がします。ようやく発売『マリア様がみてる ドラマCD3-黄薔薇革命』です。 2枚組で3990円! うをぉ〜、安くなってる!!(゚Д゚;) これで前回、前々回の不満要素が一つ減りましたよー。3990円って高いように思えて実は安いのです、しかも次回『マリア様がみてる ドラマCD4-いばらの森-』は3675円っ!更にお買い得ですねー。 というわけで、内容の方ですが『むっちゃパワーアップしてます(`・ω・´)シャキーン』 まずは一番のお気に入りはBGMです。 前作よりも場面場面にあったBGMがタイミングよく使われています。そのバリエーションも豊富で聴き応え満点、これぞパワーアップっ! 急いでいる時は忙しい音楽、祐巳がロサ・ギガンティアにいじめられている時は楽しい音楽、シリアスなシーンでは落ち着いた音楽、とキッチリと使い分けているので、より鮮やかにシーンを感じることが出来るでしょう。 前作時はシリアスなBGMの割合が多かったので、かなり嬉しいポイントですね。 声優さんたちのセリフも以前よりも活き活きとしています。慣れてきたのかな? こちらを聴いてしまうと、前回1と2が小説版の朗読のように感じてしまうほどですね。アドリブなのか小説版には無かった独自セリフも多々ありますし、かなりパワーアップしています。 ドラマCD全体の完成度も、着実に上がっているように感じました。 各キャラクターのセリフがリズムよく、聴いているのがとても楽です。ポンポンポンとセリフが続く感じですね、そのくせアニメ版なんかとは比べ物にならないほど物語は充実してます。 この辺は、アニメ版のエピソードぶつ切りが嫌だった人には朗報でしょう。 そして最高のおまけとして『声優さんのボーナストラック』が最後に収録されています。 「おはよう、おやすみ」のセリフが山百合会全員分キッチリ用意されています。3分ほどの短さですが、アニメ版を好きな人には凄いプレゼントですよね? 「おはようございます、今朝は日差しが気持ちいいですね。なんとなく心が弾んできませんか?」 「今日も一日おつかれさまでした。また明日、笑顔で会えるといいですね。お休みなさい―――」 さて、これは誰のおはよう・おやすみセリフでしょうか〜?答え(反転)=「志摩子さん」 ちょっと簡単かなー。他のメンバーに比べてちょっと短めですが、それでも寝起きに聴いたら気分よく目覚められそうです。やっぱり声はこの人が一番ですよぅ。 ―――よっし! MP3にして明日からの目覚しに使っちゃおうかなぁ〜。 というわけでドラマCD初の5点満点をつけちゃいます。 本当の事を言うと、原作の『黄薔薇革命』はあまり好きなほうじゃないんですよ(もちろん嫌いなわけではありません) それでも満点をつけてしまうほど、今回の完成度は素晴らしかった、と。 こりゃー、好きなエピソードだったら5点満点じゃ済みませんな〜、嬉しい悩みですよ。 「マリア様がみてる ドラマCD3-黄薔薇革命-」 アニメ版を好きな人に特にお勧めっ! 黄薔薇好きな人もぜひっ! 今、鮮やかに黄薔薇革命のイメージが蘇る―――。 |
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¥3,990 (税込) 今野 緒雪 (著)ひびき 玲音 (イラスト |
★★★★★(=5点) |