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マリみてキャプチャ感想 7〜13話

キャプ 感想
★★★★
7 『びっくりチョコレート、前編』

体育着姿の志摩子さん、ストーリーと関係なし

マリみてDVD4巻ジャケット
ちょうど折り返しの第7話です。
ここまでの感想としては、できれば13話じゃなくて26話でじっくり放映してもらいたかったなー、というのが正直なところ。
まぁ「マリア様がみてる〜春〜」の放映も決まったし、そちらに期待するとしましょう。

今回はバレンタインデー前日までの祐巳の苦悩が中心ですね。祥子さまはチョコが嫌いらしい・バレンタイン宝探しで他の誰かとデートしてしまう・山百合会に顔を出しづらい、などetc.etc……。たくさんの悩みに祐巳の気持ちも沈みがちです。
でもって最後に、煮え切らない祐巳に対して祥子さま大爆発!
泣きじゃくる祐巳を見るのは痛かったです。

このように、全編にわたり『冬』のイメージが付きまとう今回ですが、志摩子さんの体育着姿があったので万事OK(ぇ
ハチマキを締める姿にメロメロです(ぉぃ

まぁ今回は次回への「ため」の回と考えておきましょう。
ためてためてためて……幸せ〜、みたいな。

というわけで最後のお楽しみ次回予告です。
毎回祐巳と祥子さまでショートコントを行うこの次回予告、密かに楽しみにしてます。わずか15秒のドラマCD……ある意味ぜいたくですよね。

さて、今回はしりとりをする祐巳と祥子さま。
必死な祐巳に対して、冷静な祥子さまが笑える。

「また『ら』ですか?こういうのって性格でますよね?」
祥子さまは勝つためには手段を選ばないんですヨ。負けず嫌い女王ですから。
キャプ 感想
★★★★★
8 『びっくりチョコレート、後編』

ケーキを食べられて照れ照れの志摩子さん

DVD版が発売されるまで、キャプ画像を仮設置〜♪
マリみてDVD5

前編の不幸ッぷりから最後の最後に救われる、小説版でもお気に入りのお話です。

前編とあわせて、今回は珍しく小説1巻分を2話に分けてアニメ化しています(ヴァレンティーヌスの贈り物・前編)。
アニメ版の今までは『エピソード飛ばし』の連続だったので、今回はじっくりと作られてるのかなー、と楽しみにしていました。

んがっ!小説にしてわずか90ページのアニメ化にも関わらず、
『バレンタイン宝探し、はしょり過ぎーーーっ!!』

もっと権謀術数の戦いがあったと思うんですよ。祐巳VS祥子さまファン軍団とか由乃VS令さま親衛隊とか。

とはいえ冷静に考えてみると、他に削るシーンもないですね。
つまりこのバレンタインデーは美味しいイベントの連続なのですよ。これも見たい、あれも見たい、と、削ってほしくない見所ばっかり。
だから、結果的にはとても満足できちゃいました。

そんな中でも一番のお気に入りシーンはこれ!(←キャプ)
『チョコをロサ・ギガンティアに食べられ照れ照れの志摩子さん』
です。

なんだか最近志摩子さんのキャプが多いように思えますが、きっと気のせいでしょう(ぉぃ
他にも、祐巳が温室でロサ・ギガンティアに励まされるシーンとか、最後に祥子さまにチョコを渡すシーンなんかもお気に入りですねー。

全体としては『ぎゅっ』と内容の詰まったアニメ版のお勧めエピソードとなりました。

さて、
『それじゃ、お姉さまじゃなくて、ただのおばさんですっ!」
と、強気の祐巳のつっこみで今週もお別れです。
キャプ 感想
★★★★☆
9 『紅いカード』

少しだけ成長した美冬さん、とラブラブ姉妹(ぇ

DVD版が発売されるまで、キャプ画像を仮設置〜♪
マリみてDVD5
なんと!『紅いカード』をメインに持ってくるとは思いませんでしたよ。
確かに『ヴァレンティーヌスの贈り物』の謎解きに当たるエピソードだから順番的にはちょうどいいんですけどね、ちょっと地味でしょ?

どうせなら『紅薔薇さま、人生最良の日』をメインに持ってきてほしかったですね。水野蓉子さまの人生最良の日がわずか15秒ですよ!?15秒?ゆ・る・せ・ま・せーーーん!!

「今日は今までの人生で最良の日だわ」
とか言っちゃっても全然説得力ありませんよぅ(w

というわけで今回の主役は←の鵜沢美冬さんです。宝探しで名も告げず去った謎の美少女(笑
果たしてその正体は!?
とか言ってますが、小説版を読んでいればすでに周知の事実。祥子さまマニアのクラスメートですね、しかも幼稚舎の頃からの筋金入り。

小説版を初めて読んだ時は「誰なんだっ?」って随分悩みましたけど。

そうそう子供時代の祥子さまも出てきます。リボンも可愛い幼稚園児ですが、すっごい冷めてます。こりゃクラスで浮くのも当然でしょ(ぇ
「先生の言う事を聞かないから、バチが当たったのよ?」

でも、正論を正論のまま言える幼稚園児ってのもカッコイイかも?
どうやら祥子さまは幼稚園の頃から凛々しかった模様です。

リリアンに戻ってきて、久しぶりに祥子さまに再会する美冬さんの予想……
「成長した祥子さんは、きっとマリア様のような穏やかで優雅な女性になっていることだろう」

ごめんなさい、ごめんなさい、全然穏やかじゃないんですぅ(*´Д`)
むしろヒステリックでわがまま…(ノД`)

そして他の薔薇さまファミリーも顔見せ程度ですが出番はありました。
が、今回のメインはあくまで紅薔薇ファミリー。そして主役は美冬さんでした。残念。

地味ではあったけど、内容はギュッと詰まっていた『紅いカード』。
結構満足できましたよー。

最後のお楽しみ、次回予告は今回イマイチ。
「あの……お姉さま?うちの作品はミステリーじゃないんで……」
キャプ 感想
★★★★
10 『いばらの森』

祥子ぉ、祐巳ちゃん貸してぇ

DVD版が発売されるまで、キャプ画像を仮設置〜♪
マリみてDVD6
むむむ、エピソードの順番が狂ってますなぁー。てっきり「いばらの森」は飛ばされたのかと思った、外伝的だし。
いえ、「いばらの森」自体は好きなんですけどね、むしろ。

というわけで今回は主に文庫本「いばらの森」に関するお話ですね。行け行けGOGOの由乃さんがメイン?
カッコよく出版社に特攻をかけちゃいます。こりゃ令さまも大変だわ。由乃さんって絶対B型ですよね、そして令さまはA型(ぇ

さてさて、更に今回は本編唯一のレアシーン、ラーメンを食べる祐巳と由乃が見れますよ。
「私達が可愛いからラーメンおごってあげたくなったとか?」
「祐巳さん……脳みそ、溶けてる……」
から
缶入り汁粉を買うシーンはかなりお気に入りです。
っていうか缶のお汁粉ってメジャーですよね?私は昔よく買いました。寒い時に飲むと温かいんだ、これが(←親父趣味

と、今回はココまで。
最後に栞さんがチラッと出てきて次回への引きとなります。
へぇー、栞さんってこんな顔してたんだ、もうちょっと志摩子さんに似てるのかな、って思ってました。

そして最後、びらびら言う祐巳に、
「来週は良い話なのに、なんだか台無しぃ」の祥子さま(・∀・)イイ!!
あ、次回予告の話です。
この予告って、キャラのイメージを崩すのが目的なんでしょうか?面白いからいいですけど。
キャプ 感想
★★★★★
11 『白き花びら』

後ろ姿ですが「マイ・ハッピーバースデイ!」

DVD版が発売されるまで、キャプ画像を仮設置〜♪
マリみてDVD6
遂に来ました、久保栞さんです。
初めてお顔を拝見しましたけど、ちょっと想像と違ったかなー。もうちょっと志摩子さんに似ているのかと思いました。勝手な想像ですが。

そうなんです。栞さんって原作小説版では挿絵が無いんですよね。だからアニメ版が初めての顔出しなんです。
確かに清らかさ満点、志摩子さんとは違った意味でマリア様みたいな人ですね。聖さまが惚れたのも分かるってもんですよぅ。

さて今回5点満点をつけちゃいました。
アニメ版で初めて原作よりも良かったと感じたお話です。やはり、動画と声の力は大きかった……
小説ではどうしても浮かばなかった栞さんのイメージが補完された事と、テンポ良く進む展開がプラスポイントでした。

アニメ版の早い展開がマイナスではなくプラスに働いたのはこれが初めてですね。
小説版では痛いシーンが続くので、少し冗長かな?と自然に感じてしまったのかもしれません。アニメ版のポンポンポンと進むシーンが心地よかったです。

一番のお気に入りシーンは、聖さまが髪をバサッと切るシーン。
「さよなら、栞……」
と髪を切るシーンから、現在のロサ・ギガンティアに繋げる展開はお見事。演出の勝利ですね。

そして←のキャプシーンへ。
後ろ姿なのですが、あえてキャプシーンに選んでみました。
みんなと薔薇の館で向かえる18のハッピーバースデイ。ロサ・ギガンティアは今日も元気です(ぉ

そして恒例の次回予告。
「貴女とのデートが無事に終わるとは思えないわ」
「最後まで飽きさせませんよ〜、お姉さま」
「これが別れの始まりかも……」
ああっ、もうすぐお終いだよぅ。
キャプ 感想
★★★★
12 ファーストデート・トライアングル

ホーホッホッホッの由乃さん


マリみてDVD7
さて残すところも後二回になってしまいました、アニメ版マリア様がみてる。略して「アニみて」って言うんですね。今日初めて知りました。

さて今回は残念な事があります。
「マリア様がみてる」も12回目を向かえ、遂に作画が乱れております。
これはアニメ業界ではもはや当然の事で、時間がない、のしわ寄せなのですよね。
少ない人数で頑張っておられるのはわかっているのですが、特に祐巳と
蔦子のアップは別人のよう……

仕方ないのでキャプは由乃に決定ーっ。
ホーホッホッホッってのも由乃らしくて良いですよね。この直前の「ごめん、祐巳さんっ」のシーンもお気に入りです。

肝心のデートシーンは、主に紅薔薇(祐巳と祥子)を中心に進みます。ハンバーガーを千切る祥子さまは良いですねー。とはいえこれっぽっちも高校生には見えないですが(ぇ

何となく次回への繋ぎという感がプンプン漂う「ファーストデート・トライアングル」でした。
果たして後一話だけで感動のエンディングを迎えられるでしょうか……?

そして私の密かな楽しみ。次回予告も今回で最後。
ビシッと締めて欲しいものです。

……と思ったら今回はよくわかりませんでした。
何かのアニメを真似してるのかな?祥子さまが何事か叫んでいたような気がしましたけど。
むむ、最後の次回予告を楽しめなかったのは本当に残念ですねー。最終回にも次回予告ってないのでしょうか?
キャプ 感想
★★★★★
13 『ごきげんよう、お姉さま』

ラストは風にそよぐ志摩子さんで締めっ!

マリみてDVD7
遂に「アニメ版マリア様がみてる」、通称『アニみて』も最終回を迎えてしまいました。前回で見られた作画の乱れは微塵も感じられず、スタッフの方々も最終回に向け、気合バッチリって感じですねー。

タイトルはエンディングを意識してか『ごきげんよう、お姉さま』ながらも、前回のデートの続きから始まります。
祐巳は祥子さまとジーンズショップへ、志摩子さんは静さまと薔薇の館へ、さらに由乃は一人で呟いてます。

「GO!GO!由乃、行け行け由乃」
―――自覚してるんですね?

さて、この回のメインはなんといっても祥子さまの知らなっぷり(ぇ
普段の完璧な祥子さまもいいですが、ちょっと弱気な祥子さまもいいですね〜。
(あまりにたくさんのジーンズを見て)
「なんだかわたくし、自信がなくなってきたわ……」
祥子さま、アナタは一人で出歩いちゃ行けませんっ!

そして場面は変わって静さまと別れた志摩子さん。←のシーンですね。
ん?なんかいきなり泣き出しちゃいますね?
原作では激しい孤独感にさいなまされて、感極まって泣いてしまったと思うんですが?まぁ可愛いからいっか(ぉぃ

その後5人のお茶会やら、由乃さん激怒やら、田沼ちさとが思ったよりも可愛いやら(ぇ
いろいろあって、最後は祥子さまと嬉しそうに電話する祐巳で締めくくられます。
一応綺麗に終わってますが、ココは切るところじゃないよなー、とか考えちゃいますね。
今は続編〜春〜の放映が決まってるから良いですけど、当時だったら文句の一つも言ってるでしょう、きっと。

総合の感想は下記に任せるとして、13話は13話でギュッと話の詰まっていて面白かった、と締めくくるとします。

アニメ版「マリア様がみてる」全体感想

OPより、お気に入りNO1祥子さま

13話より、お気に入りNO2に昇格、志摩子さん
さてさて、終わってみればたったの13話、1クールのアニメ版マリア様がみてるでした。
正直言えば、もっとじっくり作ってほしかった……26話で倍の密度くらいがちょうど良かったのかもしれません。
とはいえ早い展開が心地よかった時もあったのは確かです。キャラたちの新たなイメージを作り出したという意味では、アニメ版にも十分な意義があったのではないでしょうか?

私はもちろん小説版を読んでからアニメを見たのですが、むしろ何も知らない人の方が楽しめるかもしれない、と感じました。
アニメ版は動きがあって派手だし、声優さんも実力派、さらにエピソードもいいとこ取り、とマリみて初心者にこそお勧めできるのではないでしょうか?
アニメを見た後に小説を読めば、声や顔は十分イメージできて、細かい描写に感情移入もしやすくなる……かも?
実験してないですけど。

さて、アニメといえば『動画』と『声』ですね。
声優さんは実力はぞろいで祐巳や志摩子さんはイメージ通り。由乃などは私の頭のイメージより由乃らしかったです。
その素晴らしい声優陣の中で、常に違和感があったのが祥子さまの声。
穏やか過ぎるというか、おとなしすぎるというか、原作ではもっとヒステリックだったと思うんですよね。
この辺は次回「〜春〜」でどうなっているのか楽しみです。

そして私の中で株が急上昇したのが志摩子さんです。
元々好きなキャラだったのですが、今では祥子さまと双璧を成す2本柱。声優さんの力は偉大です。

最後に製作が決まっている第2期「マリア様がみてる〜春〜」について。
とっても期待しています。

タイトルにもあるとおり、春。つまり卒業と入学がメインになるのでしょうね。私としてはもちろん「いとしき歳月」を楽しみにしています。
送辞で祥子さまが泣くシーンとか、カッコよく作ってほしいなぁ。
多分放映は「レイニーブルー」と「パラソルをさして」までかな?レイニーブルーで止めたら怒りますよ?テレ東に抗議のメールを送らせてもらいますから(ぇ

そんなこんなで最後にひと言。

「アニメ版も中々やるなっ!!」

では、皆さま、ごきげんよう―――。


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