お勧めツール第七弾はIrvine<ダウンロードツール>です

Irvine(Irvine作者様のページです)

最新のバージョンは1.1.1(04/05/04現在)

注意点
管理人ことspringはWolfyさんとは何の関わりもありません。
一人の愛用者として、皆さまにお勧めさせてもらっています。
以下の文を見て質問・不満などあっても、決して作者様のHPに迷惑をおかけしないように心からお願い申し上げます。
答えられる範囲の質問でしたら私がお答えしますので、こちらの掲示板またはメールの方にお願いします
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初めに

ダウンロードなんてInternetExploreの右クリックから「対象をファイルに保存」すればいいんじゃないの?と思う人もいますよね。
答えとしては『その通り』です。

ですが、それならなぜダウンローダーがこれほどの繁栄をしているのでしょうか?
はっきり言ってダウンロードツールはフリーツールの中でも花形といっていいほどの人気ツールです。

それほど、みんなIEのダウンロードに不満を持っている、というわけですね。


ダウンローダーについて簡単に・・・
ダウンローダーがフリーソフトの花形である、と述べました。
回線の細かった昔はもちろん、ブロードバンドが一般的になった今でさえもダウンローダーは必須のソフトであると、私は思っています。

いや、ゲームの体験版や、動画コンテンツを扱う機会が増えた今こそが、ダウンローダーの本領発揮なのかもしれません。

ダウンローダーを定義するとすれば『Web上にある全てのファイルを楽にダウンロードできるように補助する』
となりますね。

※ダウンロードできないファイルもあります。


Irvine(アーバイン)について
Irvineについて語る前に、その前身であり一成を風靡したダウンローダーIria(イリアと読みます、イリヤにあらず)を紹介しなくてはなりません。

1998年〜2001年頃は今のようにADSLなどは普及しておらず、ISDNやダイアルアップなどの細い回線でウェブ上を歩き回っていました。
その細い回線を目一杯生かすために、当時は優秀なダウンローダーがたくさんあったのです。
その中にあって、フリーでありながら数々の便利機能を備えたIria(イリア)はNO1ダウンローダーとして君臨していました。

もちろん私も例外に漏れず、Iriaの愛好者でしたし、そのIriaをブロードバンドに対応させて登場したIrvineも愛用を続けています。

当時Iriaが優れていた点としては「フリー」「和製」そして「レジューム可能」でした。
他にも海外のサーバに対応したりとか、右クリックに登録して瞬時に起動できるとか、たくさんあった……と思います。
すみません、なにぶん数年前のことなのでよく思い出せませんが、それでもIriaが圧倒的人気を誇っていた事は間違いありません。

そのIriaのユーザーの殆どがIrvineにそのまま流れてきているのですから、Irvineがどれほど多くのユーザーに使われているのかわかるというものです。


では簡単なインストール方法を説明しますね。
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/net/se218138.html こちらから「Irvineフリー版 1.0.9」を入手します。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA024591/ 作者さまHPより最新版1.1.1をダウンロード→両者を別々に解凍します。
●1.09のフォルダに1.1.1の全てのファイルを上書きコピーします(これは1.1.1は1.09へ上書きされる事を前提に作られているからです)

ここで一つIrvineについてのお勧めの使い方を説明します。

ダウンロードしたファイルを保存するフォルダを作ったのなら、次はIrvineを適所に移しておきましょう。

全てのフリーソフトにいえることなのですが、大事なiniファイル(設定ファイル)などが一緒に本体と一緒に保存されますので、デスクトップなどには置いたりせず、キチンとまとめて保存してあげましょう。
ちなみに私はDドライブに「FreeProgramfiles」というフォルダを作って全てまとめてあります。Dに置くのはCをクリーンインストしやすくする為です。


さて、いよいよ起動ですが、その前に起動設定を行いましょう。これで最後ですから「面倒だ」とか思わないでくださいね。

まずはIrvine.exeをクリックしてプログラムを起動します。
すると「設定保存フォルダを選択してください」となりますので、特に理由がなければそのまま推奨フォルダに保存しておきましょう。
以後、全ての設定はこのフォルダに保存されますのでご注意してください。

次に最も大事な設定とも言える「IEとのシェル結合」を行いましょう。
平たく言うと、IEの右クリックメニューにIrvineを登録する、ということです。

【ツール→オプション設定→IEメニュー】まで開きます。
ここでチェックをつけたメニューが右クリックに表示されるのですが、一つ一つ説明するのも面倒なので、私の設定を説明します。

Irvineでダウンロード 基本。ダウンロードしたいファイルをキューとしてIrvineに送ります
Irvineですぐにダウンロード 基本その2。いきなりダウンロードを始めます
Irvineで保存先を指定してダウンロード 事前に決めたフォルダ以外に場所を選んでダウンロードします。
Irvineへ全てのURLを送る(IMGを含む) ページ内全てのリンクをIrvineに送る(ぶっちゃけページ内全ての画像を落としたいとき使う)
Irvineでキューフォルダを選択してダウンロード キューフォルダ(後で説明)を選択して登録します

私はこの5個のコマンドを利用しています。
落としたいファイルのリンク上で「対象をファイルに保存」の代わりに、これらを選ぶ事によってIrvineが起動し、勝手にダウンロードを始めます。
ね。簡単でしょ? これ以外のオプション設定も大量にあるのですが、それは慣れてから徐々に試してみればいいのです。

最後はフォルダ設定です。
左端の領域に「デフォルト」がありますよね。そこを【右クリック→フォルダ設定→ファイル】を選びます。
これは先ほど作った、ダウンロードしたファイルを保存するフォルダを設定します。保存フォルダ項目を参照して選んでください。


とりあえず、以上で基本的な設定は終わりです。
キューってなに? そんな質問がありそうですけど、キューとはコンピュータの世界では待ち行列を意味します。
上のアイテム群を見れば分かりますが、上から次々とダウンロードが始まっていますよね?これが待ち行列です。


簡単な画面説明を少し。

左の「キューフォルダ」上に「体験版」フォルダがあるように簡単にフォルダを増やす事が出来ます。
例えば私は体験版は保存したいフォルダが別なので、右クリックから選ぶ時に「Irvineでキューフォルダを選択してダウンロード」を選べばこちらに登録されます。
つまりキューフォルダとは、ダウンロードの設定を振り分ける為にあらかじめ振り分けておく選択肢、なのです。

履歴(黄色○)を選ぶと、今まで落とした全てのファイルの詳細が分かります。
例えば、私は2003年の9月8日にサクラ大戦の壁紙を落とした、と、ばれてしまいます(もちろん履歴は消せますが)
本来は「以前落としたあのファイルはどこだっけ?」というときに使うのですけどね。


次に右上が「キューに登録されたアイテムたち」です

先ほども述べましたが、順番を待っています。私は同時ダウンロード数(赤○)を2個に設定してありますので、2個ずつ落ちてきます。
余り同時ダウンロード数が多すぎると相手のサーバに負担がかかりますので、多くても5個くらいにしておきましょうね。
増やしても劇的に速くなるわけではありません。

ついでに分割ダウンロードについても説明します(緑○)
読んで字の通り、一つのファイルを分割しながらダウンロードします。例えば100MBクラスのデモなど、かなりの速度アップが期待できます。
(2分割なら、2つのダウンロード命令を相手サーバに別々に送り、落とし終えたときにファイルを結合する)

しかし、ダウンロード数と共に分割ダウンロードはサーバにとって大きな負担となります。ADSL以上の回線なら出来れば封印しましょう。
混んでいる時に皆が分割すると、むしろ遅くなりますよ。ちなみに私は分割ダウンロードは使いません


右下はログです。
相手サーバとの通信記録ですね。例えばダウンロード失敗した時などに理由などがわかる事があります。
2つだけ説明すると404がファイルが存在しない(リンクエラー、URLエラーなど)
403がアクセス権限がない(パスが必要など)ですね。
主なダウンロードエラーはこの二つです、その他が表示される事は余りないと思います。


今回は画像が多いサーバということで「げっちゅ屋」さんを例に挙げてみました。

せっかくですから、げっちゅ屋さんから画像を落とす手順を解説しますね(他のサイトからも同じように落とせますよ)

以上、簡単ですよね?

もちろん必要なファイルを一つずつIrvineに登録する事も出来ますよ。
ただ、今回のように50個以上を落とす時などは、拡張子ごとなどで分別すると楽である、というわけです。

実は、ダウンロードという行為は、ファイルのアドレスが分かればブラウザを起動していなくても可能なのです。
寝る前とかにたくさんのキューを登録しておけば、起きたころには勝手にダウンロードが終了していた、なんて使い方もあります。


長所について簡単に・・・
Irvineの長所になりますが、他のダウンローダーに実装されている機能ももちろんあります。
全てがIrvine独自の機能というわけではない、とお考えください。

ファイルのレジュームが可能。
レジュームとはダウンロードが途切れたとしても、続きをダウンロードできる機能です。
例えば、100MBのファイルがあったとします。
今日50MB落として、明日50MB落とす、という使い方も出来ます。
特に混雑して中々ダウンロードできないファイルなどに効果がありますよ。


ダウンロードするファイルをキューとして一元管理できる
これがIrvineの最大の特徴だと思います。
ダウンロードするファイルをキューとして登録する事によって、ブラウザに関わらず好きなようにダウンロードできるのです。

例えばウェブを巡回中に欲しいと思ったファイルを次々とIrvineに放り込んでいけばいいのです。ポンポンポンと。
保存場所は決まっているし、順番どおり、勝手にダウンロードを始めていますので、巡回が終わった頃には全てダウンロード完了しているでしょう。

もし終わってなかったら、それこそ寝ている間にでも順番に落とさせておけばいいのです。
たとえダウンロードが失敗しても、レジュームが効いてますので、次の日にでもゆっくり落とす事が出来ます。

そして、例えばFlashのswfファイルだって、ファイルのURLさえ分かればダウンロードも出来ますし、
ramやwmv等のストリーミングさだって、URLさえ分かればダウンロードできます(ダメな場合もありますが)

この辺は工夫次第ですが、Irvineが一肌脱ぐ事は間違いありませんね。


その他、細かい機能が一杯
ごめんなさい、多すぎて書ききれません。これ以外はお使いになって感じてみてください。


こちらIrvineの開設サイト「水素研究室」さまです。
私の拙い解説よりも詳しく細かくIrvineを説明しております。
少し使い慣れてきて、細かい機能を使いたいなーと思ったらこちらで調べてみてください。
私もIriaの頃はお世話になりました。


短所
あえて言えばレジストリを使うので、アンインストールしたい時はプログラムのフォルダを消すだけではダメです。
IEの右クリックにIrvineのメニューが残ってしまいます。

ツール→オプション→IEメニューから全てのチェックを外して、フォルダごと削除すればアンインストール完了です。

メニューに残しておいても特に問題はないのですが……まぁ気分の問題ですね。


まとめ
ダウンロードツールはブロードバンド時代を迎えて多岐に及んでいます。
画像ファイルに特化したダウンローダーや、ストリーミングファイル専用ツールなど、幅広く開発されてるのです。

それでも総合ダウンローダーとして、Irvineは頭一つ抜けた完成度を保っていると私は思います。

用は使い方次第という訳です。
「欲しいファイルのURLが分かれば、どんなファイルだってダウンロードできるのですから」
後は、いかに簡単に落とす事が出来るか、ですよね。


終えて
今回の解説は如何だったでしょうか?
Irvineは機能が豊富すぎて、このページを作るのにてこずりました。
基本的な使い方だけを説明してありますので、もっと多機能に使いたいと思った方は「水素研究室」さんへ行くか、掲示板などで私に質問してくださいね。

はぅ、疲れた〜。

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